低気圧による体の不調の中では患者がとても多く、代表的といってもいい病気です。脈を打つようなズキン、ズキンという「脈動性」の強い痛みが特徴です。
片頭痛といっても、頭の片側だけでなく、両側に起こることもあります。気圧の変化を感じると脳の血管が拡張し、脳の一番外側にある硬膜に分布している三叉神経が興奮し、痛み物質が放出されます。放出された痛み物質に反応して、さらに血管が拡張します。このようにして血管拡張の悪循環が起こり、脈打つような強い痛みが生じると考えられています。
痛みを引き起こすきっかけは、気圧の変化と気温の変化が多いと考えられています。